「問題」とは何か？

「問題」とはなんでしょうか？
多くの人が「問題」と捉えているものはなんでしょうか？
その「問題」は、すべての人にとっての「問題」ではないとしたら、捉え方だけの問題かもしれません。
「事実」ではなく、単なる「解釈」かもしれません。

そして、「問題」を「課題」と言い換えてみると、感じ方、捉え方はどのように変わりますか？
「問題」だと、厄介なもの、乗り越えられないかもしれないもの、と感じるかもしれませんが、
「課題」だと、適切に対応すれば乗り越えられるもの、次のステージに進むためのステップに過ぎないと感じられませんか？
そして、その上で
「問題」とは、まだ答えられていない質問(unanswered question)である
と自分の中で定義してみると、解決はより容易になります。
この考え方はコーチングを行っている中でもよく使っています。
クライアントの方が「問題」と思っているものに対して、質問をしてあげると、答え（解決策）が、クライアントから出てきます。
ひとつのコーチングカンバセーションの例として（そのときに応じてもちろん変わるので、一例です）
クライアント）　(新しいことをやることに対して)自信がないんです。
コーチ）　自信がないと感じさせているものは何ですか？
クライアント）　経験がないからです（問題 = まだ答えられていない質問）
コーチ）　では、経験を得るにはどうすればいいですか？（質問にして返す）
・・・・（つづく）
今日のクライアントの方も、こういったアプローチ（もちろん、その他にも多くの要素があったのですが）40分ぐらいのコーチングの中で、自分が本当にやりたいことがまずは明確になり、そこに向かって進むための最初の一歩となる行動をストップさせていたブレーキがどんどん外れていって、
最後には
「行動しない理由がなくなりました」
とすっきりしてセッションを終えていただけました。
そのクライアントの方もコーチングをされているのですが、やはり自分ひとりではグルグル不安の中で回ってしまっているだけになってしまうことがあります。
そういう時には、やはりプロのコーチが役立つと思います。
次回のセッションでの彼女の報告が楽しみです。