クライアントを信じるということ

初めて会ったクライアントに、「私はあなたの可能性を信じている」と本心から言えますか?

今年参加している、通年のコーチング勉強会。
講師であるコーチが、コーチングセッションのデモをみんなの前で行った。
その際、(以下、正確にそのまま発せられたセリフではないことをご了承ください)
「私はあなたの可能性を信じています」
とコーチが言うと、クライアント役の人(ちなみに、この人もコーチ)が
「なんで初めて会ったのに、そんなこと言えるんですか?」
これに対してコーチは
「いや、別に理由なんてなくて、信じるって決めてるんです」

と言う回答。
なるほど、そういう考え方・伝え方もあるんだ
そして、今日
あるコーチ仲間と「クライアントを信じる」と言うことが話題に上がり、
「いや、もちろんクライアントを信じるけれど、会ったばかりの人をほんとに信じられるのかな」
また、以前、コーチングに興味を持っている友人からも
「コーチングって、悪いことをした人とかであっても、その人はすばらしいとか、信じるっていう前提に立てるの?」
と言われました。
その時、私の中で、「あぁ、考え方が違うんだ」と思ってちょっと驚きました。
いま、私の考えている、というか信じているのは
「人間の可能性」を信じている

と言うことです。
ですので、
この人だからとか、何回も会っている人だからとか、などの条件はなくて、「人間だから」信じている
と言うことです。
もちろん、コーチングを学び始めたころは、「前提としてはすばらしいけど・・・」と思っていましたが、いろいろと学びを深めていく中で、特にNLPをすばらしい先生から学ぶ中で、今は本当に信じることが出来ています。
そう、今は100%信じています。

「60%ぐらいは信じてるけど」と言う人がいるかもしれませんが、私の「信じる」と言う言葉の定義では、「60%信じる」と言う表現は矛盾しています。
80%パーフェクト(完璧)と言う言葉が矛盾しているのと同じです。
信じると言うのは、0%(信じられない)か、100%(信じてる)のいずれかです。
99%信じていると言う人がいたとして、1%でも疑う気持ちがあれば、それは信じているとはいえないのではないでしょうか?
それは「信じたい」と思っている、あるいはただ「そうだと考えている」と言うことではないでしょうか?


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ABOUTこの記事をかいた人

頑張り続けても変われなかった方が、自分らしくゆるやかにブレイクスルーしていくお手伝いをしています。 これまで、1200人以上の方にセッションを提供。 元外資コンサルのコーチ&潜在意識ヒーラー。 少林寺拳法3段。