「あぁ、そういうことってあるよね」 その2

昨日の記事への追記です。
昨日の例で、、
たとえば、学校の先生がイライラしてしまって、つい生徒に当たってしまう。
といったケースで、
「私はイライラして生徒に当たってしまう、ダメな教師だ」
と自分を責めたり、
周りの先生や父兄から、
「あの先生は、ダメな先生だ」
と責められたりした場合、いろいろな意味で問題があります。
ひとつは、昨日のニューロロジカルレベルの問題。

あくまで、行動レベルでの問題であるだけに関わらず、アイデンティティレベルで責めてしまっていること。
そしてもうひとつは、NLPのミルトンモデルで言う一般化・歪曲・削除が起こっていることです。
この先生は、いつもイライラして生徒に当たっているのでしょうか?
たまたまその時だけ、あるいは、そういう時もあるだけで、いつもではないのに、いつもそうであるかのような言葉(イライラして生徒に当たるダメな先生)になっています。
一部の経験を全体に結びつける「一般化」が起こっています。
さらに、イライラせずに生徒に接しているときもあるし、また、イライラしていても生徒に当たらないこともあるのに、この言葉からは、そういうケースが「削除」されています。
また、イライラしてあたることはもちろん良くないことでしょうが、だからと言って必ずしもダメな教師となるわけではありません(「歪曲」)
そしてさらに悪いことに、
こういう言葉を繰り返し自分にかけている、あるいは周りから言われ続けていると、潜在意識にそのフレーズが深く入り込んでしまい、「私はダメな教師だ」というビリーフが形成されてしまいます
いったんビリーフが形成されてしまうと、そのビリーフを裏付けるような行動・言動を繰り返すようになります。
これらは無意識の行動・言動です。もちろん、「ダメな教師」になろうとしてワザと行っているわけではありません。
そして、そのビリーフはどんどん強固になっていってしまいます。
そうなると、無意識に入っているビリーフに、普通はなかなか気づかないで、苦しむことになります。
コーチングやNLPではこれらのビリーフを外すという作業をやっていきますが、ビリーフというものさえ知らない人は、これらのビリーフに苦しめられる続けることになります。
そうならないためにも、一般化・削除・歪曲が起こっていないか、自分に対して、そして人に対して否定的な言葉を繰り返し使っていないか、を気をつけましょう。
そして、自分に対しても、人に対しても、失敗してしまったときには、
「あぁ、そういうことってあるよね」

と言って、「いつもそうなんじゃないよね」ということに気づかせてあげて、無用なビリーフを作らないようにしましょう。


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ABOUTこの記事をかいた人

頑張り続けても変われなかった方が、自分らしくゆるやかにブレイクスルーしていくお手伝いをしています。 これまで、1200人以上の方にセッションを提供。 元外資コンサルのコーチ&潜在意識ヒーラー。 少林寺拳法3段。