「感情を味わい尽くせない」２つのワナ

こんにちは、伊藤勝彦です。
実は、昨日からちょっと英語を勉強し始めました。
と言っても、
そんなに真面目にやるつもりではなく
来月のシータヒーリング・インストラクターコースに
アシスタントに参加するので、英語にちょっと慣れておく
ぐらいのつもりです。
英語は昔から好きで、得意ではあるのですが、
さすがに日常では使う機会がないので
昨日からサビ落としをし始めました。
具体的には、
NHKのラジオ講座のテキストを買ってきて、
聴き始めました。
昨日からちょうど新年度らしく、
ナイスタイミング！
また、
CNN NewsやNewsPod、NHK World Radio JapanなどをPodcast
で聞いています。
世界情勢もわかって、一石二鳥です♪
・・・
今日は、昨日の続きで
感情を味わい尽くす時に陥りがちなワナ

についてお話しします。
昨日もお話したように、
「感情を味わい尽くすと言ってもむずかしい。
どうしたらいいですか？」

と言う質問をよくいただきます。
本当にちゃんと取り組んだ上で、
「うまくいかない」
と感じているという前提でお答えします。
「ちょっとだけやってみたけど、効果がない…」
と言う人は、その前に真剣さが必要です。
自分の人生を変えるのは、自分自身です。
誰かが変えてくれるわけではありません（誰かに変えられたら、怖い…）
３０分でも、１時間でも真剣にやり続ける

それぐらいの気持ちでやってみてくださいね。
少し考えてみて欲しいのですが、
これで今まで繰り返してきた
イライラ、悲しさ、寂しさなどが解消されるとしたら？
残りの人生でそのようなものを
一生感じなくても済むのだとしたら？
それだけの時間を費やす価値はありませんか？
あなたの人生にも
それだけ真剣に取り組む価値がありますよね。
実は、いまお話ししたことが、
一番最初に陥るワナです。
人によっては、
ほんの30秒とか1分ぐらいやってみただけで
「うまくいかない」
「私には合わない」
「こんな方法は役に立たない」
といってやめてしまう人もいます。
そして、どんどん新たな方法を探し続ける
ノウハウコレクター、評論家になります。
そして、
「他の方法を教えてください！！」
となってしまいます。
これでは、当然変われません。
このワナに陥らないようにするためには、
いま悩んでいる問題が解決できるとしたら
「どれぐらいの時間を投資できるか？」

「どれだけの時間を投資する価値があるか？」

を考えてみてください。
すくなくとも30秒や1分ではないでしょう。
仮に1時間やることで、
その悩みを残りの人生で
ずっと持ち続けなくてもいいとしたら？
こんなふうに考えてみてくださいね。
そして、2つ目のワナです。
このワナに陥ると、
時間をかけたとしても感情を味わい尽くせません。
それは、誤った方法だからです。
途中で、感情を味わい尽くすことを放棄して
ただ時間だけかかってしまうパターンです。
もちろん、
「感情を味わい尽くすことを放棄しよう」
としているわけではないと思います。
だからこそ、ワナなんですね。
そのワナとは…
レッテルを貼ってしまう
というワナです。
どういうことでしょうか？
失恋を例にして考えてみます。
恋人にヒドイ振られ方をしたとしましょう。
食べ物を見ても食欲がわかず、昨日から何も食べていない
寝てても、夢の中でも
一人ぼっち、天涯孤独を感じている。
そして、嫌な寝汗をかいて目が覚める。
会社に行っても、仕事に身が入らない。
こんな時に、
つらい、傷ついた、寂しい、怒り
などの感情を味わいつくそうとします。
しばらくは、その感情に浸っています。
そうすると、こんな考えが湧いてきます。
「あんな人とずっと付き合っていたら
　結婚したらもっと大変だったから別れて良かったんだ」
この考え自体は別に悪いものではありません。
本当にそうかも知れません。
でも、それが
自分を納得させよう

として出てきている言葉だった場合には問題です。
納得して（したフリを）してしまうと、
そこで感情を味わうのをやめてしまいます。
その結果、
感情のエネルギーは残ってしまいます。
本当に感情を味わいつくした上で、
心の底から
「あ～、別れて良かった♪」
と感じているのであればOKです。
そうでなく、頭で納得しようとした場合には
ワナに陥っています。
別に誰かに見られたり
採点されながらやっているわけではありません。
誰かと時間を競っているわけでもありません。
自分の気持ちに正直に、
「本当に味わいつくした♪」

と思えるまでやってくださいね。
同じようなケースに、
「これは私が○○だからだ」
「○○という思い込みを持っているからだ」
と、思い込みに気づく場合もあります。
もちろん、思い込みに気づいたのであれば
その思い込みを解消できれば、とてもラクになります。
そして、
今後は同じパターンを繰り返さなくなるでしょう。
でも…
もしその思い込みの解消が、
頭（顕在意識レベル）だけで
潜在意識レベルで変化していない場合。
そして、さらに
感情エネルギーが残ってしまっている場合。
これでは、結局は何の解消にもなりません。
頭で理解しているだけ、納得しているだけ
で終わってしまいます。
これでは、今後も同じパターンを繰り返してしまいます(>_<)。
ヒーリングのセッションでは、思い込みを解消する際に
ネガティブな感情のエネルギーを一緒に解放することもあります。
そして、ネガティブな感情を解放すると
さらに深いところにある思い込みに気づくこともあります。
また、思い込みも解消しやすくなります。
これらが、
レッテルを貼ってしまう
というワナです。
言い換えれば、
わかった気になってしまう
ということです。
わかってしまう（わかったと思ってしまう）と
そこで体験が終わってしまいがちです。
では、このワナに陥らないためにはどうすればいいのか？
レッテルとなる思いが湧いてきたとしても、
そのレッテルは脇においておいて、
まずは感情を味わいつくしてください。

考えが湧いてきても、感情に浸ることに集中してください。
これらの考え、レッテルに対応するのは後でいいのです。
まずは感情に浸りきり、味わいつくしてください。
そうすると、ふとラクになる瞬間が訪れます。
感情のエネルギーが燃焼しきった瞬間です。
「いつまでやるのか？」
という質問に対する答えは、
「感情が燃焼し切るまで」
です。
何回かに分けてもいいですが、
できればまとまった時間を取ってやってみてくださいね。

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