あきらめ？それとも開き直り？

●あきらめ？それとも開き直り？
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さて
ちょっと前、雨続きだったときに
映画のDVDを何枚か借りてきてみていました。
５本借りてきたのですが、そのうち３本は邦画。
「悪人」
「川の底からこんにちは」
「食堂かたつむり」

まったく偶然なのですが、
すべての映画に、
"満島ひかり"という女優が出ていました。
王様のブランチか何かで取り上げられていて、
存在は知っていましたが、見るのは初めて。
「川の底からこんにちは」では主役ですが、
それ以外は、脇役（ひとつは殺される役(>_<))です。
さて、その
「川の底からこんにちは」

観たことありますか？
これが、かなり独特な映画で
途中までは、
「話題になっていたものの、つまんないな…」
と思ってみていましたが、後半にかけて盛り上がってきます！
全面的にオススメ！という感じではありませんが、
自分を否定して、認められずに
行動もできないでいる人は、
観てみると、何かのキッカケになるかも知れません。

この満島ひかり演じる主人公の口グセが
「私はどうせ中の下の人間ですから…」

「しょうがないじゃないですか」

という、一見ネガティブなモノ。
そして、映画の前半では、
たしかにネガティブに扱われています。
でも、あることをキッカケに
「私はどうせ中の下の人間ですから…」

「しょうがないじゃないですか」

が、とてもポジティブに変わっていきます♪
同じ言葉を口グセとして使っているものの、
「私はどうせ中の下の人間ですから…」
「しょうがないじゃないですか」
が、
「だから、現状のままで我慢するしかない。」
という印象から、
こういう現状を受け止めて、肯定して、
その上で自分の責任で頑張って何とかする！！

前向きな「しょうがない」
そして
「頑張るしかないんですよ！！」

と、これらの言葉の意味付けが変わってきます。
自分や周りに対する過度の期待が消えた
「あきらめ」から生まれる、開き直りのパワー。

ある意味、ヤケクソのパワー ^^
自分自身を認めたところから、
主人公にパワーがみなぎってきます。
そうすると、もう怖いものなし。
周りや景気のせいにするのではなく、
どんどん行動を起こしていきます。

そして、状況がどんどん好転していく。
周りの人との関係も、改善していく。
被害者的なあきらめの状態から、
自分を受け入れて、底から這い上がるパワーへの転換。
この映画のように、めちゃくちゃな開き直りじゃなくても
「自分を受け入れる」ことは、
大きなパワーになりますね。

自分を否定しているところに、パワーは生じません！

瞬間的にはパワーが湧いたようになるかも知れませんが、
自分を否定している状態だと、なかなか続かない。
そして、エネルギーをどんどんロスして
燃え尽きてしまう。
その結果、
さらに自己嫌悪に陥る…
という負のスパイラルに入ってしまいます。
そこから抜け出す最初のステップは、
今ダメな自分であったとしても、その自分を受け入れること。

今現在の自分を評価することなく見つめて
受け入れると、自分にOKを出せるようになります。
だれだって、何でもできるわけではありません。
「あの人のように○○できるようになりたい…」
というあこがれを持ってもいいですが、
できない自分を責めるのはあまり役に立ちません。
そんな自分ができないこと、
苦手なことにフォーカスするのではなく、
自分にＯＫを出していきましょう。
開き直る　=　自分を認める、受け入れる、愛する

そこから大転換が始まります。
最初はなかなか難しいかも知れませんが、
いろいろな思い込みや記憶、感情、トラウマを解消していくと
どんどん自分を認められるようになります。
多くの人が変わっていているので、誰でも変われます。
クライアントさんからも、
「以前は、出来ない自分をひた隠しにしてきました。
でも、今日は
『出来ない自分を出来ないんだ』
そう認めたら、予想に反して元気が出てきました！
『では何が出来るのだろう？』
と、考えられそうです」
というメールをいただきました♪
明るく、楽しく、軽やかに行きましょう♪