現在の延長で目標設定しない

あなたは、普段、どのような目標設定をしていますか？
人によって考え方は違うでしょう。
アチーブメントの青木社長は
「現在の延長で目標設定せよ」

と言っています。
現実的な目標を立てて、確実に（とも行かないですが）達成していく、というのもひとつの方法でしょう。
これとは対極に、
「現在の延長ではなく、未来のビジョンに基づいて、目標を設定する」

と言う方法もあります。
これは、何も現状を無視してもいい、と言うことではありません。
現状を正しく認識することは大切です。

目標を設定した後で、現状を”正直に”・”客観的に”見つめることは大切です。
その上で、ギャップを分析して、行動していく。
こちらのメリットには、どんなものがあるでしょう？
まず思いつくのは、
これまでの失敗、環境、能力などに汚染された過去・現在ではなく、本当にやりたいこと、なりたい自分を目標として考えられる。
汚染された過去・現在の延長では、出てこない本当の目標が出てくるかも知れません。
コーチングでよくある質問で、
「（お金や時間など）何の制限もないとしたら、どうなりたい？」

というのも、汚染された現在から離れた、ビジョンを達成した未来の位置からの目標設定が出来るように、クライアントの知覚ポジションを移動させることが出来ます。
たしか、苫米地さんも同じようなことを言っていたような気がします。
ニセモノの目標に惑わされるな、と。
目標設定時には、どんなリソースがあるか、今はどんな障害・制限があるか、などは考えず、次のステップで考えていけばいいでしょう。
そして、多くの場合、それらの障害・制限はコーチングのプロセスの中で克服できるものです。
そして、周りの人も、今出来てないのに、こんな状況なのに、と水を差す権利はありません。
でも、世の中には、
「そんなこと無理だよ」

と言う言葉をかけている人が多いのではないでしょうか？
そうやって人のやる気をそいではいけません。
コーチは、クライアントの味方です。
そして、クライアントが必ず目標を達成できると信じています。
おそらく、クライアント自身よりも。
どちらの目標設定方にも、それぞれ良い点があると思いますが、あなたはどちらの方法を選択しますか？