あなたの本当の価値とは?

こんにちは、伊藤勝彦です。
また3連休でしたね。
どんな3連休でしたか?
最近は3連休が多くて、
「またか…」なんて思ってしまいました。
が、会社勤めなわけでもないので、
実は全然関係なく普通に過ごしていました。
さて
7月に開催した「自信回復セミナー」

おかげさまで、2日間とも満席だったのですが、
そのセミナーの1回目でのみ紹介したお話があります。
「自分に自信がない」
「自分になんて価値がない」
「誰も私のことなんか認めてくれない」

という方の心に響くのではないか、と思います。
あなたのお役に立てるかもしれないと思い、
今日はそのお話を紹介させていただきますね。

自己尊重の感情を確立するためには、
誰でも周囲からの称賛と敬意が必要なのだ。
かつての僕は、
「両親に心の底から受け容れてもらえない」
「友達にとってお気に入りの友人とは思われていない」
「仕事で認めてもらえない」
と文句ばかり言っていた。
そんな若者が、ある賢者のもとを訪れます。
「先生、私は自分がとてもつまらない人間に思えて、
もう何もやる気が起こりません。
誰もが私のことを何ひとつ満足にできない役立たずで、
おまけに不器用で馬鹿だと言うのです。」
「もっと認めてもらうためには、どうしたらいいのでしょう?」

賢者は若者に目を向けることなくこう言った。
「ほんとうにすまんがのお、若いの。
今わしは困っていることがあって、
その問題を解決せんことにはお前を助けてはやれんのじゃ。
その後ならおそらく……」
少し間を置いて続けた。
「もしお前が手伝ってくれるというなら、
この問題が片づき次第、お前の力になれるかもしれんがのお」
「よ、喜んで……先生」
若者はロごもった。
またしても自分は後まわしにされた、
相手にされていないんだ、と感じたのだった。
「よろしい」
賢者は左手の薬指にはめていた指輪を外して若者に渡した。
「外の馬に乗って市場まで行ってくれ。
借金を返すためにこの指輪を売るのじゃ。
できるだけ高い値で売らねばならん。
金貨一枚以下は受け取ってはならん。
できるだけ早く金貨を持って帰ってくるのじゃ」
若者は指輪を受け取って出発した。
市場に着くとすぐに指輪を見せてまわったが、
人々は多少の興味を持って見るものの、
それも彼が売値をロにするまでのことだった。
若者が「金貨一枚」とロにすると、
人々は笑ったり顔をそむけたりするばかりで、
ただ一人「指輪ひとつに金貨一枚はあまりに高すぎるのだよ」
と教えてくれた優しい老人がいただけだった。
親切心から、銀貨一枚ど銅の器ではどうかと
申し出るものもいたが、若者は賢者の指示通りその話も断った。
市場ですれ違った人は100人以上にもなったが、
誰も買ってはくれず、若者は打ちひしがれて馬に乗って引き返した。
賢者の悩みを解消すれば、助言がもらえるはずだった若者は
金貨一枚をどんなに望んでいたことか。
若者は賢者のもとに戻るとこう言った。
「先生、すみません。
これで金貨一枚もらうのは無理です。
銅貨の一枚か二枚なら大丈夫だったかもしれませんが……
でも私には指輪の本当の価値を偽ることはできません」
「ほれ、お前が今言ったことはとても重要じゃ、若いの」
賢者は微笑んで答えた。
まず指輪の本当の価値を知らねばならん。
もう一度馬に乗って、今度は宝石商のところへ行きなさい。
宝石商以上に価値の分かる者がおろうか。
彼に、指輪をいくらで買ってくれるか尋ねなさい。
しかし言い値がいくらでも、売ってはならん。
指輪を特って帰ってくるのじゃ」
若者は再び馬に乗って行った。
宝石商は指輪をランプの光で調べ、
ルーペで観察し、重さを測って、そして若者にこう言った。
「先生に伝えてくれ。
今すぐにこれを売リたければ、
私は金貨五十八枚までしか出せない」
「五十八枚?」若者はとび上がった。
「そうだ」
宝石商は言い訳するように言った。
「もう少したてば七十金貨くらいで売れるかもしれないが、
もし売り急いでいるというのであれば・・・」
若者は興奮して賢者の家に駆け戻り、起こったことを話した。
「座りなされ」
話を聞いてから賢者は言った。
「お前はこの指輪のようなものじゃ。
 世界にひとつしかない高価な宝石。

そしてこのように、本当の専門家だけが
お前の価値を知ることができる。


 どうしてお前の本当の価値を
誰もが見抜けるなどと思いたがるのじゃ?」


そう言いながら左手の薬指に指輪をはめなおした。

ほとんどの人はあなたの表面的なもの
(見た目、学歴、経験、どんな仕事しているか)で判断し、
あなたの本当の価値を知りません。
そして、残念ながら自分自身でも、
自分の本当の価値がわかっていません。
過去の失敗、失恋、トラウマでためこんでしまった
感情やそのときに作ってしまった思いこみを通して、
世の中を、自分自身を見てしまっているから。
でも、それは本当の自分とはほとんど関係がありません。
本当の自分自身に気づき始めると、人はどんどん変わっていきます。
そういう方を何人も見てきました。
いま、あなたが
”自分”だと思っているものは、
おそらく本当の自分の価値の1万分の1にも満たないでしょう。
それは本当の自分ではありません。
「どうせ私なんか・・・」
「ずっとこんな人生だ・・・」
と思っているかもしれません。
また、周りの人からも同じように思われているかもしれない。
でも、
本当の自分自身の一端でもかいま見ることができたら、
いままでと同じ人生にはならないでしょう。
あなたも、自分の本当の価値に気づき、
自分を開花させてみませんか?
自分の知らなかった自分に出会うことになるでしょう。


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    頑張り続けても変われなかった方が、自分らしくゆるやかにブレイクスルーしていくお手伝いをしています。 これまで、1200人以上の方にセッションを提供。 元外資コンサルのコーチ&潜在意識ヒーラー。 少林寺拳法3段。